~頭蓋仙骨(クラニオセイクラル)施術は世界中で使われています~
脳を保護し、栄養を与え、代謝を促す脳脊髄液(CSF)の循環を正す療法の一つで、骨格から神経を調整するカイロプラクティック療法とは切っても切れない縁の療法です。受信者はベッドの上に横たわり、施術では、約1~3gのとても軽いタッチで頭に触れていきます。
ほぐれっくすでは、頭蓋骨矯正のコース分けをしています。
約30分 3,000円
頭蓋骨矯正とお顔の筋群の調整、リンパ循環療法を行い、お顔の状態と心の状態をリラックスさせることで美容に役立てるコースです。ただし、お顔の歪みの左右差がある場合ですが、頸椎(首の骨)や鎖骨、肩甲骨、上腕骨(二の腕の骨)の調整が必要ですから、美容骨格矯正コース(全身の整体とこのコースのセット)を推奨します。
歯に問題がある場合もありますから、その場合には歯科医院との併用施術をおススメしています。
約30分 3,000円
ここで説明している内容です。ベースとしている療法が一緒ですので、価格も一緒です。整体カイロプラクティックコースとセットでお受けになられる方が多いです。また、そうすることでより良い結果が得られています。症状が改善してからは、整体を3回受けるうちの1回に頭蓋骨矯正をセットしてお受けになると、予後の安定や予防になって良いようです。病院では原因不明といわれ、いろんな施術を受けても結果が良くないという方の中にこそ、このコース、療法の該当者が隠れているといえます。
そして、以下のような症状のある方におススメしています。例えば、
などなど、病院に相談してもこれといった病巣が見つかるわけでもなく、原因が分かりませんから、「原因不明」=「ストレス」→「心療内科」や「精神科」に回されて「精神安定剤」や「睡眠薬」、「弛緩剤」などを処方されて様子を診ましょうといわれるケースですね。
カイロプラクティックで骨格・筋・神経を調整後、頭蓋骨矯正を行い、脳脊髄液の循環を正常化すると…・
受信者からの声は…
などなど、ストレスに覆われている方々にとって重要な療法であるといえます。一般的な療法はアウト(外側)からイン(内側)へ施術しますが、この療法は直接的にインへ働きかけ、脳を直接リラックスさせることができます。
世界では以下の場合にこの施術を使用します。
この施術を用いることで、整体師、カイロドクター(カイロプラクティック師)、助産師、マッサージ師、自然療法家、ナチュラルヘルスの施術者、内科医、歯科医、心理学者、補完医療のセラピスト、その他健康関連の専門家にとって、数えきれないほどの効用と幅広い効果が得られています。
※ここからは少し難しく、眠くなる一方です。興味のある方はぜひ読んでみてください
クラニオセイクラル(頭蓋仙骨)の施術は、体系的にまとめられた穏やかなボディワークの一つで、ほかの施術方法と組み合わせることでより深く優れたものとなり、もちろん単体で行うこともできる多様で効果的な施術方法です。
クラニオセイクラル・システム(頭蓋仙骨系)は、外面的である骨構造、内面的には脳や脊椎を取り囲む膜(髄膜)、そこに含まれる体液(CSF:脳脊髄液)で構成されています。
クラニオセイクラル・システムの中枢神経や骨部分の膜の動きとともに、CSFの流れの滞りをできる限り少なくすることが、体の生命機能を高めることになるのです。CSFは、例えば打撃や傷害を受けた場合、脳や脊髄を守ります。それはまた、脳や脊髄に栄養を与え、不純物も排出するのです。
クラニオセイクラル・リズム(脳や脊髄を浸している体液のシステムの周囲の膜によって伝えられるリズム)の一つの理論は、半閉鎖的な体液水圧システムです。CSFの量の変化が頭蓋の骨の動きを引き起こし、その動きが結果としてクラニオセイクラル・リズムを生み出すと考えます。このリズムは1分間に約6~12のサイクルで、歪みチェックによって体全体で感じることができます。
クラニオセイクラル・セラピーの施術は、自律神経系、中枢神経系、運動系をサポートしています。これにより自己調整力、自己治癒力、免疫抵抗力を高め、クラニオセイクラル・リズムをよりバランスの取れた状態へ導きます。施術はクラニオセイクラル・システムの制限や障壁を軽減して解決します。頭蓋骨や体液が持つ自然な動きに与えられる繊細なサポートが、脳全体に対してより大きな余地や動きの自由度を与えるのを助け、よりよい働きやその途方もない潜在力を引き出します。
この施術は同時にいくつかの体の系(システム)「血液循環、神経系、内分泌・ホルモン系、リンパ系、呼吸器系、運動器官・筋肉や結合組織」へ働きかけ外側から内側へ体をリラックスさせます。体がその内的環境を維持することによって、結果としてクラニオセイクラル・リズムはより一層、恒常性(ホメオスタシス:体の健康を維持するための働き)を向上させます。中心から抹消に向かって働くリズムはより一層、内から外へ向かって制限を開放するのを助けるのです。
そのために、この種のボディワークは幅広く応用することができます。一方で健康を維持再生し、もう一方で不調、症候群、病気の施術において治癒を促すのが大切です。
脳室内の壁の特定のポイントには広範な血管縁である脈絡叢があり、ここでは常に血液からCSFが作られています。健康な人のCSFは無色透明です。おもに脳室とクモ膜下腔(頭蓋骨の間にある硬膜に覆われた空間)に流れます。胴体部分では脊髄硬膜と脊髄の間に流れていきます。クモ膜下腔のCSFは軟膜を通って、脳と脊髄の全体を浸します。生きている人間の脊髄の中心管は部分的に開いているため、CSFはそこにも浸透するということが提唱されています。
CSFの容量はおよそ110~170mlに過ぎません。この貴重な体液は、クラニオセイクラル・システムの活力や制限にもよりますが、5~7時間ですべて新しく入れ替わります。これは24時間で約4~7回に等しく、全体として24時間で約500~700mlのCSFが産生されます。CSFと脳はお互いに調和を取りながら、リズミカルに揺れ動いています。
CSFはおもに頭蓋、静脈洞(硬膜静脈洞)で再吸収されます。そこでCSFの圧力が高まると、液はクモ膜顆粒(カリフラワーの小花のような小さな突起物)へ流れ、そこから特に上矢状静脈洞を通じて静脈系に再吸収されるのです(上矢状静脈洞には、そのルートに沿って多数のクモ膜顆粒があります)。ただ、近年の研究から上矢状静脈洞ではなくそのほとんどは脳の下の方で吸収されていることが重要視され始めています。
脊髄部分では脊髄神経の出口に沿って、ある程度のCSFが細胞外環境へと、そしてそこからリンパ系へと流出します。またCSFは、神経や動・静脈が脊髄の髄膜やクモ膜下腔を横切るところでも、例えば神経鞘を介して系の外側に浸透することができます。
この施術の利点の一つは、自律神経系のような体を自己調整するのに大切な役割を演じるメカニズムを強化することです。神経系のこの部分は、重要な器官の働き、極めて不随意的で無意識的に行われる処理を、刺激し制御します。このような処理の例を挙げると、心臓の横紋筋、ほとんどの腺、多くの臓器の平滑筋を刺激することです。
わたしたちの体は長時間に渡って、この極めて大切な働きの制御を問題なく行うことができます。しかしまがら、どんな期間でも例えば、絶え間ないストレス、過度に何かに尽力し続ける、睡眠不足、深く思い悩む、過度な負担などを通じて、自己調整力を過大に求められると、体の自己調整メカニズムさえも耐えられなくなり、通常の能力も発揮できないところに立ち至る可能性があります。
この施術は広い範囲の自己調整力を促進し免疫系を強めるため、結果として病気にならなくなります。
交感神経系と副交感神経系へと分けられる伝統的なモデルが確立されて約100年になります。
これら三つの部分からなる神経系の順応性、言い換えると、全てのシステムがフリーで、外部環境に適応できているかに、注意を払わなくてはなりません。交感および副交感神経系は機能制御を果たすため、常にインパルスを送り続けます。
例えば以下の部分に。
「涙腺・心臓・肺・胃・大腸の一部・腎臓・子宮・生殖器・汗腺」
交感および副交感神経系は、一方の系が他方を完全にブロックすることはなく刺激を受けることができる可能性を常に持つような形で、互いにバランスを保ちます。毎日の活動のなかでは主に交感神経が働く一方、睡眠やリラックス状態では副交感神経が活躍します。バランスの取れた自律神経系(ANS)は、どちらか一方に偏ることなくバランスを調整し再構築して、短時間のうちに順応することが可能です。
西洋文化では、絶え間ないストレスや、それがもたらす心身のバランス失調が病気のおもな原因です。多くの人々にとって、自然にリラックスすることは簡単なことではありません。ANSは絶え間ない交感神経系の刺激に慣れてしまい、またそれに過度に依存するようになっています。交感および副交感神経系の間の自然な交代やバランスが、過度の交感神経刺激が原因で、しばしば制限されるのです。バランスする力に欠けると、(広い中間領域における)自己調整の代わりのANSの唯一の選択肢は、高い交感神経刺激から、反対の極端にはっきりとした副交感神経優位へと下降することですこれは、極度に消耗し「燃え尽きた」状態で、調整能力が崩れた「シャットダウン(shut-down)」として現れたものかもしれません。
悲しいことに、絶え間ない交感神経刺激に悩むのは大人だけではありません。多くの学生たちもそうなのです。悪い食べ物を食べることや運動不足といった複合的な問題が、子供たちに学習障害や集中力欠如、ADHDまたはADD(注意欠陥障害)を引き起こすのです。精神安定剤の投与や刺激的な薬物施術、また単純に問題を置き換えるような依存性を生み出す方法によって起こる、絶え間ない交感神経系の刺激による影響の代わりに、施術では原因を処理し、ANSがどのように活動性と消極性を交互に起こすかを学び直せるようにして、社会参加にまで導くことができるでしょう。クラニオセイクラル・セラピー、トラウマ療法の一つのソマティック・エクスペリエンス(R)、また他の補完医学(代替医療)は、これに非常にふさわしい方法を提案しています。
交感神経の主要部分は、脊髄を走る交感神経幹で構成されます。これは脊髄にあって、第一胸髄と第三腰髄の間、胸腰髄という別名で呼ばれる脊椎のどちらかの側を下行していきます。(ストレスに直面した時、)対応を取る、あるいは対応を可能にするのが交感神経系です。これは日中交感神経系が優位になることを意味しています。その役割の一つが「闘争か逃走か(fightorflight)」に備えるシグナルを私たち伝えることです。その結果、活発な活動もしくは体に多大なストレスがかかっている状況では、交感神経系は無意識的あるいは本能的に
副交感神経系の主要な部分は脳幹と脊髄の仙骨部分にあります。このためひと昔前の解剖学の本は、副交感神経系を「頭仙(cranio-sacral)」系と呼んでいました。ここに非常に興味深い交感神経系との比較があります。クラニオセイクラル・セラピーは、特に副交感神経系を強化します。過度のストレスや感覚刺激に悩む人を、リラックスさせ再生することができるのが、それです。穏やかでリラックスした状態の時に副交感神経が優位になるのです。この結果、穏やかでリラックスした状態で、副交感神経系は無意識あるいは本能的に↓
交感神経系いくつかのの脳神経核に属する神経や線維は通常、脳神経CNⅢ、CNⅦ、CNⅨ、CNⅩと一緒に走行しています。結果として生じる効果には、瞳孔を狭める、味覚、唾液の流れ、嚥下反射が挙げられ、特にCNⅩ(迷走神経)は心臓、冠状動脈、気管支、胃、小腸の動脈、多くの腺に影響を与えます。
1997年以降、ステファン・ポージス博士が定義した社会神経系(特に多重迷走神経(polyvagal)理論)のコンセプトによって、自己調整の神経生物学的な理解が広がり、その価値が高まりました。ANSとは私たちを取り巻く外的環境を常にチェックしている「神経受容器(neuroceptive)」です。
この環境の評価は、思考でなく神経系によって無意識かつ直接的に起こります。これは、全ての哺乳類そして人間に自動的に起こるプロセスで、このため危険な状況下でも瞬時に闘争か逃走かへ準備がなされます。そのどちらでもなければ、神経系は自己防衛メカニズムへ切り替わり、結果として「今ここ」から分断、分離した影響で「仮死状態」反射反応に「凍り付く」のです。
人間の神経受容活動は、神経系が外的な要因がなくても脅威を知らせる「不完全」なものです。以前脅威だった状況をもとにした反応では、不安を感じて神経系が明らかな要因なしに危険を知らせるのです。ささいな出来事が、混乱、恐怖、後退、過激な反応を引き起こします。社会神経系は脳神経で成り立ち、これは他者との社会的接触や共感を持った結びつきに重要な役割を果たします。
感情的な繋がりや関係性、社会的な結びつきは、人間の健康にとって大切なものです。これらは、表情(三叉神経の一部)、表情を作る全ての筋肉(顔面神経)、声のイントネーション(舌咽神経、迷走神経)、心臓と肺(迷走神経)、頭と首の動作(副神経)によって行われます。
特に興味深いのは迷走神経です。この神経は多数の神経核と神経起始で制御され、多くの機能を備えているため「多重迷走神経系(polyvagalsystem)」と言われています。迷走神経のいくつかは、延髄から孤束(こそく)の背側核を通じて現れます。系統学的に言うとこれは迷走神経の古い部分です。危険な状況において、体のすべての機能を最小限に低下させ、結果として緊急事態や危険な状況のためのエネルギーを蓄えます。
クラニオセイクラル・セラピーは単にそれ自体で完結しているのではなく、受診者を緊張状態(交感神経系)からリラックスした状態(副交感神経系)に導きます。また、例えば受診者が緊張状態からリラックスする道筋を見いだし、「今ここ」で関わっている内的、外的、社会的な両極端な状況を適切な仕方で経験することができるなら、長い目で見るとその人にとって良いことです。
参照:クラニオセイクラル・リズム/発売元:産調出版
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